ニッシンから発売されているインスタント麺の詳細です。
スープ・麺・具材の内容に加え、複数のアレンジを試しました。
NISSIN
パッケージのコメント
概要
NISSIN
とんがらし麺
うま辛海鮮チゲ
海鮮の旨みと唐辛子
袋麺からカップ麺まで幅広いインスタント商品を展開している日清食品、
業界トップを走りながらもアグレッシブな商品開発で他の追随を許しません。
”とんがらし麺” は、パンチのある辛みで人気を博すラーメンで、これまでにも多数のフレーバーが発売されています。
その中でもこの ”うま辛海鮮チゲ” は基本となるベーシックモデルで、辛味と海鮮の美味しさを融合させたカップ麺となっています。
現在のラインナップ
うま辛海鮮チゲ
うま辛トマトクリーム&チーズ味
過去商品
甘辛チーズヤンニョムチキン味
うま辛キムチチーズ味
うま辛チーズ麻婆味
うま辛トマト&チーズ味
うま辛味噌
うま辛酸辣湯麺
商品スペック
2025/1月
内容量
62g(めん50g)
購入価格
税込165円
栄養成分表示
1食(62g)当たり
熱 量 291kcalたんぱく質 7.1g脂 質 13.0g炭水化物 36.5g食塩相当量 4.1g・めん・かやく 1.7g・スープ 2.4gビタミンB1 0.13mgビタミンB2 0.21mgカルシウム 72mg
原材料
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、香辛料(唐辛子)、ほたて調味料、あさり調味料)、スープ(糖類、ビーフ調味料、香辛料(唐辛子、ガーリック、ジンジャー)、魚醤、豚脂、ポーク調味料、香味調味料、粉末みそ、食塩、酵母エキス、はくさい調味料、いか粉末、いか調味料、あさり調味料、魚介調味料)、かやく(いか、味付卵、キャベツ、赤唐辛子、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、かんすい、炭酸Ca、カロチノイド色素、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、香辛料抽出物、酸味料、乳化剤、炭酸Mg、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・いか・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
ディテール
開封すると凝縮された海鮮の香りが漂います。
旨味が詰まっている様な塩辛い匂いです。
かやく・粉スープを取り出してみましたが、イカ・ネギ・卵・キャベツと言った具材が見られます。
日清基準で5段階中4という高い辛みレベルの商品なので、当然粉スープは真っ赤です。
麺に関してはガッチリと容器に食い込んでおり、逆さにして振っても取り出せませんでした。
シンプルに熱湯を投入しただけの ”とんがらし麺” が完成しました。
真っ赤な唐辛子色に染まったスープがその辛さを物語っています。
スープをすするとホタテ・アサリをはじめとする魚醤の味わいが濃厚に感じられます。
そしてワンテンポ遅れて唐辛子の強い刺激が喉を襲ってきました。
やはりレベル4の辛味は強く、凡人の自分にはドリンクなしでの完食は無理でしょう。
この ”とんがらし麺” 、最大の特徴は "うま辛練りこみ麺” と呼ばれる麺になります。
具体的にはホタテ・アサリ・唐辛子を練りこんでいるようなのですが、この海鮮の味と辛味が麺から来ている物なのか?またはスープからの物なのかを判別する事はできませんでした。
自分にはそこまで冷静に味わう余裕がなく刺激に耐える事で精一杯です。
ハッキリと言える事は、海鮮の旨みと辛味が濃厚に調和しており、刺激だけでは終わっていないないという所です。
辛いながらも箸が止まらない、食べ続けてしまう激辛ラーメンです。
アレンジ
強い辛みのあるラーメンなのでアレンジ自体は難易度が高いと言えますが、基本的には辛みを緩和させていく方向で考えたいです。
今回は一度に色々なアレンジを試せるように、1食分をいくつかの方法で食べてみました。
例えるならば、少量づつ食べ方を変えるラーメン版 ”ひつまぶし” というような感じです。
野菜
先ずは基本となる ”とんがらし麺” を作っていくのですが、いくつかの野菜を茹でて具材ごとお湯を投入しました。
野菜の味わいはもちろんですが、スープには甘みも出ており美味しさが増したようです。
激辛スープの刺激は変わりませんが、入れられた野菜が一時のオアシスのように癒してくれました。
ラーメンに牛乳を使うアレンジは広く知られた手法です。
牛乳
ラーメンに牛乳を使うアレンジは広く知られた手法です。
そのミルキーな風味で強力に辛みを緩和してくれる事でしょう。
しかし全体に投入してしまうとミルキー一辺倒の味となってしまい、せっかくの刺激が台無しです。
したがって小鉢にわけた分だけに牛乳を入れ、つけ麺の様にして食べてみました。
こちらも牛乳同様、辛みスープをまろやかに仕上げてくれるアレンジとなります。
牛乳とスープを 1 : 3 位の割合で混ぜて見ましたが、スープの色味が明らかに変わりました。
もちろん味もクリーミーに激変しています。
辛味はかなり抑えられているのですが、ピリッとした刺激はまだ残っています。
優しい刺激が欲しいと言う方には打ってつけの味で、胃腸にも優しそうなアレンジです。
チーズ
こちらも牛乳同様、辛みスープをまろやかに仕上げてくれるアレンジとなります。
今回はスライスチーズを使い、千切って後のせしました。
溶け出すまでに暫く時間を要しますが、スープが熱々ならばそこまでの時間はかかりません。
食べてみるとチーズの濃厚なコクをピンポイントで味わう事ができ、牛乳とはまた違った美味しさが感じられました。
辛味対策としては、よりこちらの方が効果的でしょう。
温泉たまご
こちらは定番の温玉となります。
お湯を入れた耐熱容器に生卵を入れ、黄身部分に爪楊枝で数か所の空気穴をあけます。
後はレンジで50秒ほど加熱し(500W)ラーメンにのせました。
言うまでもありませんが辛みラーメンとの相性は抜群です。
卵の黄身が唐辛子の辛みをまろやかに包んで、まるで別料理のように感じられます。
尚且つ今回は ”ひつまぶし” 方式での試食なので、スープ量が限定されており味わいも濃厚です。
一点集中型とも言える贅沢なアレンジと言えるでしょう。
鍋料理では締めとして欠かせないご雑炊を試します。
雑炊
鍋料理では締めとして欠かせないご雑炊を試します。
上記で試した温玉が溶け込んだスープに白ご飯を投入しました。
サラサラとした辛味スープに入るご飯は、ラーメンライスとは又違った美味しさです。
卵のコクと適度な辛味で食欲が増幅されていくようです。
トマトケチャップ
トマトの爽やかな酸味が美味しいと、巷では密かなブームを起こしているトマトケチャップを試してみます。
これを混ぜ合わせて食べてみますが…
旨い!! これは予想以上の美味しさです。
味わいとしては、ほとんどチリトマト風味で違和感は全くありません。
ケチャップの甘みによって辛味も抑えられているので、食べ易い事この上ありません。
個人的には時折チリトマトヌードルが食べたくなるのですが、今後は辛味が調節できるこちらの方が良いのでは?と思わせる位のクオリティーです。
個人的には時折チリトマトヌードルが食べたくなるのですが、今後は辛味が調節できるこちらの方が良いのでは?と思わせる位のクオリティーです。
まとめ
結果としては、強い唐辛子の刺激が味わえる激辛ラーメンでした。
しかし只辛いだけではなく濃厚な海鮮風味も味わえるので、悶絶しながらもまた口へ運んでしまうクセになる美味しさのラーメンです。
濃厚海鮮の味わいは激辛ファンにとっても満足度は高いでしょう。
また自分のようにさほど辛味に強くない方には、今回試した食べ方は有効だと思います。
基本のラーメンは辛味レベルそのままで作り、その都度小鉢によそって幾つかのアレンジを試す方法です。
辛味全開のノーマルと牛乳で緩和したものを食べ比べる事もでき、美味しさを追求する楽しみもあります。
今回試したアレンジの中では特にトマトケチャップが秀逸と感じました。
激辛ラーメンが瞬時にしてピリ辛チリトマトヌードルに変わる様は、まるでイリュージョンのような変貌ぶりです。
リコピンという抗酸化作用のある栄養素も摂れるので、是非一度試して欲しいアレンジです。
以上、
日清
『とんがらし麺 うま辛海鮮チゲ』でした。