森永ムーンライトに、チョコレートをコーティングしたチョコビスケットの詳細です。カカオの風味を中心に深掘り調査しました。
サクサク食感とふんわりとした口溶けで人気のシンプルクッキー、 ”ムーンライト” 。
1960年発売と歴史は古く、誰もが一度は口にした事があるのではないでしょうか?
本商品は、そのムーンライトをチョコレートで包んだ豪華版となります。
概要
森永
チョコにそまった贅沢ムーンライト
サクサクほどける食感と卵の味わいが特徴なムーンライトにミルクチョコレートをフルコーティングしました。中までチョコがしみ込んだような、チョコ感たっぷりのムーンライトです。
満月を形取ったというフォルムを持つ ”ムーンライト” 、標準仕様は優しい甘さのシンプルなビスケットです。
そんな素朴な味に対し、チョコレートを全面コーティングした ”贅沢ムーンライト” 。
正にプレミアムビスケットと呼べる変貌ぶりです。
クッキー・ビスケットと呼び名は違いますが、チョコレートを大胆に使った商品で言えば、”カントリーマアム・チョコまみれ”の存在は無視できません。
果たしてこの ”贅沢ムーンライト” は チョコまみれ のような濃厚テイストとなっているのでしょうか?
商品スペック
2024/3月
内容量
98g(14枚入り)
購入価格
税込289円
栄養成分表示
1枚(標準7.5g)当たり
熱 量 40kcalたんぱく質 0.5g脂 質 2.1g炭水化物 4.8g食塩相当量 0.03g
原材料
小麦粉(国内製造)、準チョコレート、砂糖、ショートニング、バター、ココアパウダー、卵黄(卵を含む)、食塩、植物油脂/乳化剤(大豆由来)、香料、膨脹剤
ディテール
BOXには合計で14枚のビスケットが個別包装され入ります。
パッケージが増え環境負荷が気になる所ですが、夏場などの気温に弱いチョコレート商品となれば、単体包装は必須と言えるでしょう。
柔らかくラウンドした円形フォルムは、平べったいチョコパイの様にも見えます。
表・裏
2枚分を開封して並べてみました。
全面余すところなくチョコレートがコーティングされています。
底面に多少のホールが見られますが、これを防ぐ事は技術的に難しい所でしょう。
チョコに関してはミルクタイプという事なので、やや明るめの色合いをしています。
裾部分にはチョコが広がり台形のようなフォルムとなっています。
中身は白色ボディーのムーンライトではなく、ココアパウダーが使われたブラックムーンのようです。
食べてみると表面のチョコだけではなく、全体的にカカオの風味が感じられます。
中心部は染みチョコのようなウェッティーな味わいではなく、あくまでも通常のビスケットという印象なので、特別なアレンジはされていないようです。
姉妹品の ”贅沢チョイス” もそうなのですが、断面を見るとチョコレート自体はそこまで厚くありません。
チョコ厚は薄目
食感としては表面にチョコレートがコーティングされていると言う事もあり、ビスケット特有のサクサク感は減っています。
ブラックムーンのホロっとほどける感覚もあるので、全体的に柔らかな食感となっています。
甘さに関しては、ビスケット本体にココアパウダーが練り込まれている事もあり、やはり控えめに感じられます。
ビターというほどのほろ苦風味ではないのですが、甘さ一辺倒のミルクチョコレートとは明らかに違っています。
また気になった所では、ブラックムーンと贅沢ムーンライトでは1枚の容量に違いがあるので単純にチョコレートをかけた物ではありません。(贅沢チョイスも同様です)
価格設定の問題なのか、贅沢ムーンライトでは1枚当たり約7%ほど容量が少なくなっています。
容量比較
ブラックムーン
1枚(標準8.1g)
贅沢ムーンライト
1枚(標準7.5g)
まとめ
チョコレートがタップリと使われたビスケットとして注目される贅沢ムーンライト。
中に入るビスケットに、ムーンライトから派生したブラックムーン(ショコラ味
)を使った効果は高く、豊富なカカオの風味が感じられました。
しかし、不二家の大ヒット商品カントリーマアム ”チョコまみれ” とは、方向性が違っているようです。
贅沢ムーンライトの場合、ビスケット部はチョコが浸透した濃厚なものではなく、通常仕様のあっさりとした味わいとなっています。
甘味・厚み・ビスケットと全体的に淡白な仕上がりなので、比べてしまうと若干物足りなく感じるかと思います。
その場合、口の中でゆっくりと溶かしながら食べると、よりチョコレートとビスケットのハーモニーが楽しめるかと思います。
総合的には、”チョコまみれ” と比べて甘さを抑えた大人のお菓子という印象でした。
『チョコにそまった贅沢ムーンライト』でした。