森永製菓の人気ビスケット ”チョイス” にタップリとチョコレートがかけられた、チョコレートビスケットの詳細です。
1937年に発売されたチョイス。
サクッとした食感とバターの香りを特徴とした、森永製菓のベストセラービスケットです。
そのチョイスにチョコレートをコーティングし、リッチにアレンジされた ”チョコをまとった贅沢チョイス” 。
カカオの風味を中心とし細部まで深掘り調査しました。
概要
森永
チョコをまとった贅沢チョイス
ふんわりバター感じるサクサク食感のチョイスにミルクチョコレートをフルコーティングした贅沢チョココンビビスケットです。
発売から実に80年を超える歴史を持つ人気ビスケットのチョイス、サクサク食感がたまらない定番の味です。
その伝統の味に、チョコレートをコーティングしたという ”チョコをまとった贅沢チョイス” 。
パッケージ画像からはひしひしとプレミアム感が漂ってきます。
しかし目新しさで言えばそこまでの新鮮味はなく、不二家の大ヒット商品 ”カントリーマアム チョコまみれ” に触発されたであろう事は容易に想像ができます。
果たしてライバルを凌ぐ味に仕上がっているのでしょうか?
商品スペック
2024/2月
内容量
101g(14枚入り)
購入価格
税込289円
栄養成分表示
1枚(標準7.7g)当たり
熱 量 41kcalたんぱく質 0.5g脂 質 2.2g炭水化物 4.8g食塩相当量 0.03g
原材料
小麦粉(国内製造)、準チョコレート、ショートニング、砂糖、鶏卵、小麦胚芽、バター、たんぱく質濃縮ホエイパウダー、食塩/乳化剤(大豆由来)、香料、膨脹剤、酸化防止剤(ビタミンE)
ディテール
BOXの中には個別包装されたクッキーが14枚入ります。
標準仕様のチョイスはクリアな包装紙に各2枚づつ入っているのですが、この贅沢チョイスはプレミアム感のあるメタリックイエローの袋に1枚づつの包装となります。
1枚個別包装はおそらく、チョコレートが溶けた際のくっつき防止かと思われます。
2枚分を開封して表裏を並べて見ました。
注目のチョコレートは、パッケージ画像通り全体にコーティングされています。
上下に満遍なくかけれられており、特に薄い部分も見当たりません。
決して大きく盛られた画像では無かったので先ずは一安心しました。
中央には ”CHOICE” の文字が入るのですが、チョコで埋もれて隠れてしまっています。
ノーマルチョイスと比べて形状自体に変化は見られません。
カントリーマアム ”チョコまみれ” のように中までチョコ尽くしとはなっておらず、単純にチョコを表面にかけた状態です。
食べてみると何故か思ったほどのチョコレート感が得られず、見た目とのギャップが感じられました。
断面画像を良く見ると、クッキーに対しチョコの割合が少ない様に感じます。
外観からはタップリと感じられたチョコなのですが、クッキー自体はバター仕立てなのでカカオの風味もそこまで豊富ではないようです。
”チョコまみれ” という大ヒット商品と比較してしまっている事も要因の一つかとは思いますが…
ビスケット部分に関しても、チョコが全体にかけられているので本来の食感やバターの風味は弱くなっています。
ブルボン・アルフォートのようにビスケットの半身が出ている状態ならば、サクサク食感も残ったと思うのですが、全体がチョコで覆われている為どうしても歯応えは弱くなってしまいます。
その他気になった点では、ノーマルチョイスとは内容量に違いがある所です。
1枚で約10%ほど少なくなっているので、単純にチョイスにチョコレートをかけた物では無いようです。
内容量比較
チョイス
1枚(標準8.7g)
チョコをまとった贅沢チョイス
1枚(標準7.7g)
まとめ
全体にチョコレートがコーティングされたビスケットとなりますが、中身が通常のビスケットという事もあり、カントリーマアム ”チョコまみれ” ほどの濃厚なカカオ感ではありません。
チョコを纏う事でチョイスのサクサク食感も薄くなってしまっており、どっち付かずの中途半端な印象を受けてしまいました。
決してレベルの低い味ではないのですが、チョコレートを上手く活かしきれていない、どこか消化不良の様な感じがしました。
無難にアルフォートのような半分チョコという形態をとった方が良かったかもしれません。
良質なお菓子が溢れている昨今、スイーツファンの支持を得る事は簡単ではありません。
時には極端なまでに尖った個性が必要となる事でしょう。
日本を代表するベストセラークッキーとして美味しさは折り紙付きのチョイス、更なる高みへ向けたアレンジに期待したいです。
以上、
『チョコをまとった贅沢チョイス』でした。