そのオレオの味わいはそのままに、お買い得価格を実現した ”クリーム オー” 、
お菓子のジェネリック商品とも呼べるコスパで、巷では密かな人気を博しています。
クリーム オーの標準仕様はバニラ味となるのですが、そこから派生されたフレーバーとなるココア味。
はたしてバニラ味と同様に高い付加価値を備えた商品なのでしょうか?
標準仕様との比較も交えて深掘り調査しました。
概要
jack'n jill
クリーム オー
この Cream-O は、大阪市に拠点を置き輸入商品を手広く扱うエヌエス・インターナショナルの商品となります。
本家のオレオはココアクッキーが前提の商品となるので、クリーム オーに関しても標準仕様のバニラはクッキー生地にココアが練り込まれています。
しかし、この ”クリーム オー ココア味” の場合、商品画像を見る限りではクッキーではなく、クリームの方にココアの風味を付けているようです。
その時点でオレオ感が薄くなってしまうのですが、あえてクリームへ転換する理由があるのでしょうか?
ビスケット + ココア風味 という点では同じ構造となるココア味、果たしてどのような仕上がりとなっているのか?
大いに興味がそそられる所です。
商品スペック
2024/1月
内容量
85g
購入価格
税込108円
原産国
ベトナム
栄養成分表示
1袋85g当たり
熱 量 415kcalたんぱく質 5.7g脂 質 17.0g炭水化物 59.8g食塩相当量 0.9g
原材料
小麦粉、砂糖、植物油脂(パーム油)、脱脂粉乳、ココアパウダー、コーンスターチ、卵黄パウダー、食塩/膨脹剤、乳化剤(一部に小麦・乳成分・卵・大豆を含む)
ディテール
ここからは注目のココア味を Cream-O の原点とも言える、バニラ味との比較を交えて観察していきます。
ココア味の詳細
本家のバニラ味と並べてみました。
百均で購入したので当然価格は同じなのですが、内容量の違いは一目瞭然です。
並べて陳列されてこの差を見せつけられると、さすがにココア味には手が伸び辛いと思います。
しかもココアのフレーバー自体はバニラにも含まれているので尚更です。
しかし、原材料高騰の影響だと思われるのですが、このバニラ味に関しても今後はココア味と同容量にシフトされていくようです。
上画像がココア味の全量で11個入りとなります。
クリーム色に染まった生地は、見慣れたクッキーそのものです。
表面には jack'n jill の刻印がなされ、バニラと共通のデザインとなっています。
クッキーからは甘い香りが漂い、ミルキーな雰囲気を醸し出しています。
標準バニラはほぼ無臭なので、この辺りは違いが感じられる所です。
クッキーを開くと中にはココアクリームがサンドされています。
やや明るめのブラウンカラーとなり、ビターな雰囲気はありません。
食べてみてもココアの味わいはほんのりというレベルで、ミルキーな風味の方が強く感じられます。
その為、クリーミーな印象が強く上品な味わいのサンドクッキーとなっています。
バニラ味に関しては強めのビター感と塩味で、オレオを彷彿とさせる個性が感じられるのですが、このココア味に関してはそこまでのインパクトはなく、至って普通のクッキーという印象でした。
外観比較
バニラ ココア
標準バニラと並べてみましたが、大きさには違いがあります。
バニラの直径が45mmココアが40mmと、ココアの方が若干小ぶりサイズとなっています。
バニラ ココア
厚みに関してもココアの方が若干薄い印象でした。
バニラ ココア
フレーバー名のバニラ・ココアと言った名称は、中に入るクリームの風味を表わしています。
個人的にはビターなココアクッキーの中に、更にココアクリームが入るダブル仕様を食べてみたいです。
コスト比較
・ココア味
11枚 x 1パック(85g)
税込価格108円 127.0円/100g
・バニラ味
7枚 x 2パック(140g)
税込価格108円 77.1円/100g
パッケージの時点で両者の価格差は明白なのですが、100g当たりの容量換算で比較してみました。
ココア味はバニラ味に対し約164%高と大きな価格差が生まれています。
しかし、2パック品のバニラ味も在庫がなくなりしだい1パックに切り替わっていきます。
店頭で2パック品を見かけた際には、今のうちに確保しておくのが良いでしょう。
まとめ
全体的にはクリーミーな風味の効いた、まろやかサンドクッキーという印象です。
ココアに関しては特にビター感もなくクセのない味わいでしたので、老若男女受け入れ易い味かと思います。
Cream-O の仲間とはなりますが、バニラ味にあったオレオの要素は少なく通常のサンドクッキーと考えて良いと思います。
気になる所では、2パック品が持つ圧倒的なコスパが失われてしまっている点です。
国産品の半分にも迫る価格設定が安すぎるのかもしれませんが、それと比べてしまうとかなり色褪せてしまう印象です。
しかしこの1パック品でも、国産クッキーの価格と比べるとまだ多少のアドバンテージ保っています。
もちろん味には不満なく美味しく頂けたたので、バニラ味と交互に楽しむ事で Cream-O の良さが一段と映えるかと思います。
以上、
『クリーム オー ココア味』でした。