マルハニチロ製、海軍のレシピが使われた冷凍コロッケの詳細です。
呉海軍の名が付いたカレーコロッケ。
かつて広島県の呉市には軍需工場あり、戦艦大和の建造がなされた事は有名です。
しかし、海軍カレーと言えば横須賀が有名なのですが、この呉海軍のものとは別物なのでしょうか?
その辺りも含め、”呉海軍肉じゃがカレーコロッケ” を深掘り調査しました。
概要
マルハニチロ
呉海軍肉じゃがカレーコロッケ
海軍厨業管理教科書、海軍割烹術参考書のレシピを参考に作りました。
京都府舞鶴市の海上自衛隊が所蔵している ”海軍割烹術参考書” 。
海軍の料理教科書とも呼ばれ、カレーをはじめ様々な洋食メニューが記載されています。(2020年ウェブ上に公開されました)
有名な ”よこすか海軍カレー” に関しても、この海軍割烹術参考書をもとに作られているので呉海軍の物とレシピは同等のようです。
そのレシピを参考に、マルハニチロが開発したという ”呉海軍肉じゃがカレーコロッケ”。
海軍 + 肉じゃが + カレーコロッケと、コロッケ好きではなくとも触手が伸びてしまうインパクトが感じられます。
パッケージを見ると ”懐かしのカレー” という事なので、やはりポイントはカレーの風味になりそうです。
画像からは大き目カットの具材も見られるので、一味違ったカレーコロッケが期待できそうです。
商品スペック
2023/11月
内容量
126g(6個入り)
購入価格
税込180.36円
栄養成分表示
1個(21g)当たり
熱 量 80kcalたんぱく質 1.1g脂 質 5.3g炭水化物 6.9g食塩相当量 0.3g
原材料
フレンチフライドポテト、野菜(じゃがいも、たまねぎ、にんじん)、つなぎ(パン粉、豚脂、乾燥マッシュポテト、でん粉)、砂糖、しょうゆ、小麦粉、粒状植物性たん白、精製牛脂、植物油脂、フルーツチャツネ、カレー粉、ショートニング、牛肉、カレー粉調味料、食塩、ビーフ風味調味料、油脂加工品、卵白粉、衣[パン粉(国内製造)、小麦粉、植物油脂、大豆粉、粉末油脂、食塩〕、揚げ油 (パーム油、なたね油)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、安定剤(キサンタン)、着色料(カラメル、カロチノイド)、ベーキングパウダー、酸味料、香辛料抽出物、香料、(一部に小麦・卵・乳成分・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
原材料を見ると、野菜に関してはジャガイモ・玉ねぎ・ニンジンと3種が使われています。
目立つ点ではフレンチフライドポテトが使われている所でしょうか。
スティック状に揚げたジャガイモの事だと思うのですが、一体どのような使われ方がされているのか興味をかきたてられます。
ディテール
1個当たり21gの物が、全部で6個入っています。
プラトレイは1個づつ切り離しが可能なので取り置きには便利です。
本体は細長ボディーのミニコロッケとなり、最長部が約60mmとなります。(画像は解凍前です)
レンジ加熱をするとスパイシーなカレーの香りが広がり、この匂いだけでもテンションが上がってきます。
半分にカットしてみると、中からは大きめにカットされた具材が覗いています。
よく見ると原材料にも記載がある、フライドポテトが細かくされて混ぜられています。
これにより通常のすり潰したジャガイモコロッケとは違い、歯応えのある食感となっています。
まさに商品名にある肉じゃがのような、ジャガイモの感じがでています。
食感としてはかなりインパクトがあるのではないでしょうか?
数ある冷凍コロッケの中でもここまで冒険した商品は少なく、レアな存在といえます。
商品説明では ”懐かしの味” という事なので、給食で食べたようなマイルドカレーを予想していたのですが、想像よりもスパイシーさが目立っていました。
その点は本体が小さめサイズなので、スパイスによるインパクトがあった方が存在感が出て良いと思います。
衣はしっかりとした厚みがあるので冷めても食感が良く、お弁当でも美味しく食べられそうな印象でした。
コロッケバーガー
パッケージ画像でもオススメされているコロッケバーガーを試していきます。
コロッケバーガーと言えばファーストフードをはじめ、スーパーなどにもラインナップされる人気メニューです。
その味を手軽に自宅で作る事ができれば、日々を悩ます献立のレパートリーが飛躍的に広がる事でしょう。
使用するバンズなのですが、本来はバーガー用の丸い物を使いたい所なのですが、あいにく常用しているスーパーには陳列がなく、代替として細長のフランスパンタイプを使用しました。
このタカキベーカリー製の ”カスクートフランス” は、香ばしい食感のソフトなフランスパンで、個人的にお気に入りのパンとなっています。
サンド用の切れ込みが入っているので使いやすく、オーブンで炙る事により香ばしさが飛躍的にアップします。
その出来立てのような美味しさに、このパンの虜になった方も多い事でしょう。
解凍したコロッケをスライスチーズと共にパンに挟み、トースト機能で軽く炙ってみました。
キャベツに関しては最後に盛り付けました。
パンの表面は芳ばしく炙られ、中にはとろけたチーズとシャキシャキのキャベツが入り、サンドバーガーの美味しさ全開という感じです。
もちろんカレーコロッケの風味も良く効いているので、ソースを使わなくとも食べれてしまいます。
派手さはありませんが、市販品の物とは違った美味しさがある、クセになる味わいでした。
まとめ
一口サイズと小さいながら、スパイシーな風味の良いカレーコロッケという印象でした。
衣を含めて食感も良く、肉じゃがという表現もあながち間違ってはいないように感じます。
中にフライドポテトを混ぜ合わせるという、斬新なアイディアが光るコロッケでした。
今回はフランスタイプの使用となりましたが、パンとの組み合わせでも相性が良く、しっかりとした存在感を出してくれました。
コスト的にも、1個あたり税込30.06円と冷凍コロッケの中では低価格の部類なので、毎日のおかずに活躍してくれそうです。
何よりも明治41年(1908年)当時の料理に触れ合える事は貴重な経験と感じました。
以上、
以上、
『呉海軍肉じゃがカレーコロッケ』でした。