パスタや野菜炒めなど、調理の際に油代わりに使う調味料の詳細です。
老若男女に高い人気を誇るパスタ料理、スパゲッティ・ペンネ・マカロニと複数の形態があり食卓に並ぶ頻度も多い事でしょう。
ソースに関しても、ミートソース・カルボナーラ・ペペロンチーノと多彩なレシピが存在し、飽きる事なく我々の食欲を満たしてくれます。
そんなイタリア発のパスタですが、今や和風レシピも多数存在するほどの人気メニューとなっています。
元来麺類好きの日本人なので、その辺りは受け入れ易い土壌があったのでしょう。
手軽に家庭で食べたい場合でも、多くのレトルトソースが市販化されているのでレシピに困る事はありません。
しかし問題となるのが、ソースの内容量ではないでしょうか?
多くの商品ではあらかじめ対応人数が決められているので、使用量に関しては臨機応変に対応する事が難しいのが現状です。
特に一人分など少量の使用で使いきれない場合、取置きをしなければならず煩わしさを感じてしまいます。
その市販ソース最大のデメリットを払拭し、更にオイル兼用としたものが この ”パスタを手作りオイルソース” となります。
ネジ止め式のキャップが付くので必要量だけの使用ができ、ドレッシング感覚で保存する事ができます。
一瓶で150ml・5人分の内容量を備えているので、1〜5人分までを自由に使う事ができます。
料理に時間をかけたくないというレトルト派にとっては、選択枠が増える絶好のチャンスなのでしっかりとチェックしておたい調味料です。
概要
キューピー
パスタを手作りオイルソース
バター醤油&ガーリック
バターと醤油をベースに、ガーリックのうま味を加えた、素材を引き立てるパスタ用の調味料です。キャベツと炒めるだけで簡単に和風パスタができあがります。
オイルソースと名の付いたこの商品は、主に炒め料理での調理時に使用する調味料となります。
基本はソースなので味付けに使うのですが、ポイントとしては調理オイルが含まれている所になります。
通常の調理手順では…
油を引く → 具材を炒める → 味付け
となりますが、この商品の場合は…
オイルソースを引く → 具材を炒める
と1工程少なく済みます。(オイルソースを油代わりに使用する事で味付けまでされます)
手軽さにポイントを絞った商品となり、料理の手間を省きたい場合には大いに活躍してくれる事でしょう。
商品名にパスタと付いてはいますが、発売元のキューピーでは用途をパスタには限定しておらず、野菜炒め・チャーハン・アヒージョと幅広い使用を前提としています。
現在3種類のラインナップで発売中の ”パスタを手作りオイルソース” なのですが、その中から和風テイストの料理に合いそうな ”バター醤油&ガーリック” をチョイスしました。
バター醤油とガーリックの組み合わせと言えば、和風パスタの中でも人気レシピとなります。
馴染み深い料理だけに合否の判断がし易く、その実力を推し量る事ができるでしょう。
商品スペック
2023/11月
内容量としては全150mlで5食分を想定した商品となります。
内容量
150ml(5人前)購入価格
税込303円
栄養成分表示
大さじ約1杯(15g)当たり
熱 量 70kcalたんぱく質 0.4g脂 質 7.0g炭水化物 1.0食塩相当量 1.4g
原材料
植物油脂(国内製造)、食塩、しょうゆ、砂糖、バター、酵母エキスパウダー、ガーリックパウダー、粉末しょうゆ、かつお節エキス、ローストガーリック、香辛料、チーズフード/調味料(アミノ酸等)、酒精、増粘剤(キサンタンガム)、香辛料抽出物、香料、(一部に乳成分・小麦・大豆・豚肉を含む)
内容量としては全150mlで5食分を想定した商品となります。
原材料の多くを植物油脂が占める事から、成分的にはドレッシングに近いようです。
エネルギーの目安としては、大さじ1杯(15g)で70kcalという事なので、1食分が30ml(30g)で140kcalとなります。
コスト的には参考小売価格が税込303円なので、1食当たり60.6円となります。
ディテール
見やすいように瓶を傾けてみましたが、オイルが上部に浮いてキッチリと分離しています。
形態・原材料を見てもドレッシングに近いようなのですが、加熱調理を前提としているためか油の割合が多いようにも感じます。
したがって使用前にはしっかりと振って、混ぜ合わせる事が重要です。
色々な料理に使える商品なので、”パスタだけじゃもったいない!” のシールが貼られており、その多彩な使用方法がアピールされています。
QRコードを読み込むとキューピーのサイトに飛び、パスタをはじめチャーハン・野菜炒めなど色々なレシピを見る事ができました。
瓶をよく振り混ぜ合わせてから、スプーン1杯ほどを小皿に出してみました。
近づけて匂いを嗅いでみると、強いバター醤油の香りが漂います。
凝縮されたような香りなので、ドレッシングというよりも調味料としての印象が強く、やはりオイルという表現がしっくりときます。
その濃厚な芳ばしい香りからは、十二分に活躍してくれそうな予感がします。
レシピ
広い用途を想定して調合されているオイルソース。
使い道は無限にありそうですが、代表的な使用例をいくつか試してみました。
まずは商品名にもなっている ”パスタ” を試していきます。
パスタ
まずは商品名にもなっている ”パスタ” を試していきます。
数多くあるパスタですが、その中から日本人には一番身近な存在でもあるマカロニをチョイスしました。
組み合わせる具材なのですが、あえて何も入れずにオイルソースだけで食べてみて、その実力を測りたいと思います。
あらかじめ茹でたマカロニを、オイルソースを使いフライパンで炒めました。
色味は薄いですが、肉眼でみるとオイルが全体に絡み合い光沢感が出ています。
食べてみるとシッカリとしたバター醤油の味付けがなされており、期待通りの味わいが感じられます。
さすがに固形のバターを使った方が香りは強いと思いますが、口当たりがクドくないので食べ易い印象を受けました。
バター・醤油・ガーリックと、香りの強い材料がバランス良く調合され、一つに偏っていない調和のとれた味と感じます。
パスタの場合、出来栄えの良否はソースによって大きく左右されますが、その点ソース類のスペシャリストであるキユーピー製なので信頼度は高いです。
炒めずに振りかけたので光沢感はややまばら
試しにドレッシング感覚で、茹でたマカロニにオイルソースをそのまま振りかけてみました。
オイルは底に沈んでしまっているで、混ぜながら食べる感じです。
ソースがかけられている部分は濃厚なバター醤油の風味が感じられます。
味的には悪くないのですが油っこい印象が強いので、使用量は抑えなければならないでしょう。
基本的にはオイルなので やはり炒めて使った方が良さそうです。(不健康なイメージもあるので)
炒める場合の注意点としては、使用量と加熱時間となります。
何度か使用したのですが、油分がほぼ飛んでしまったケースがあり、同時に風味も弱まってしまいました。(加熱し過ぎてしまったのか?)
オイルの使用量にもよるのですが、程よく油分が残る程度に炒めた方が良いようです。
野菜炒め
パスタの次に、一推しでおすすめされている ”野菜炒め” を試します。
フライパンにオイルソースを大さじ2杯ほど入れて、適当にカットした玉ねぎ・モヤシ・ピーマン・ナス・魚肉ソーセージを炒めてみました。
ほんのりとしたきつね色に染まり、バター醤油の風味もしっかりと付いています。
もちろん好みによりオイルソースを濃厚に使用しても良いでしょう。
個人的には普段、野菜炒めを作る際にはシンプルな醤油風味としているので、バターが香るテイストには新鮮味が感じられました。
何よりも手軽にバター・ガーリック風味を追加できる所は最大のメリットと感じます。
チャーハン
ある意味本命とも言えるチャーハン、バター醤油味ならばライスとのマッチングは間違いないでしょう。
有り合わせの材料を具材に使い(玉ねぎ・キャベツ・魚肉ソーセージ)、卵チャーハンを作っていきます。
フライパンに大さじ2杯位のオイルソースを引いて、まずは具材の玉ねぎ・キャベツを炒めます。
次に卵・ライスを投入して混ぜ合わせました。
ガーリックの風味はそこまで強くはないので、基本はバター醤油が中心のチャーハンとなります。
芳ばしい醤油の香りにバターのコクが加わっているので、味わいに厚みが増しています。
スタンダードなチャーハンとは、また違った美味しさが感じられました。
味のバランスは初めから整っているので、後は使用量でオイルソースの濃さを調整するだけです。
自炊ビギナーの方でも、味付けの段階で大きくミスする事は先ずないでしょう。
手軽に安定感のある味が再現できるオイルソース、一度使えば手放せなくなるかもしれません。
まとめ
とにかく手軽さが際立つ調理オイルという印象でした。
このオイルソースと同じ味を再現するとなれば、油・バター・醤油・ニンニクといった材料を個別に用意しなければなりません。
油を引く代わりにこのオイルソースを使うだけで、しっかりとした味付けまでなされてしまうのでお手軽さは明白です。
調味料の配分はビギナーにとっては難しく、これにより料理の成否が大きく左右されます。
その面倒な部分が解消されてしまう調味料、料理に手間を掛けたくないという方には打って付けでしょう。
またパスタだけではなく、広い料理に使える所も大きなメリットと感じました。
チャーハン1つ作るにしても、このソースがあればバリエーションが広がるのでマンネリ化を防ぐ事ができます。
味のバランスも良いので一度試してみる価値はあると思います。
以上、
『パスタを手作りオイルソース』でした。