冷んやりと美味しいわらび餅を手作りしました。
コスパに優れ、調理も簡単なのでお勧めです。
プルンとした歯応えの餅に、きな粉の香ばしさと黒糖のコクが混ざり合い、郷愁感のある美味しさで人気の和菓子です。
時折お土産品などで頂く事もあるのですが、個人的には大好きなお菓子です。
使われる原料には、餅米粉・わらび粉・さつまいもでん粉など色々とあり、それにより味わいも変わってくるかと思います。
今回はDAISOで揃えた材料を使いわらび餅を作っていきます。
百均・手作りとなればコスパ的には最強なので、財布を気にせずにたらふく食べる事が出来るでしょう。
大型スーパーなどでは、わらび餅粉単体でも売られてはいるのですが、やはりきな粉とのセットが重宝します。
わらび餅手作りセット
パッケージのコメント
一年中いつでもおいしい
手作りおやつの定番!!
セット内容
・わらび餅粉 x 1個
・きな粉 x 3個
・説明書
ダイソーで購入したこの ”わらび餅手作りセット” は、国産さつまいもでん粉を100%使用した3食分のセットとなります。
わらび餅粉は1袋にまとめられており、きな粉は3回分に分割されています。
丁寧な説明書が同封されているので作り方に迷うことはないでしょう。
メインとなるわらび餅粉は、幅広い用途に使われているさつまいもでん粉となります。
製造は餅粉・きな粉などの粉商品を扱う前原製粉株式会社。
原料にこだわった美味しさを追求しており、品質面でもISO規格への取り組みがなされている企業です。
内容量
わらび餅粉 65g x 1
きな粉 15g x 3
購入価格
税込108円
栄養成分表示
わらび餅粉(65g 3食分)
エネルギー(221kcal)、たんぱく質(0.1g)、脂質(0.1g)、炭水化物(53.3g)、食塩相当量(0g)
きな粉(15g 1食分 )
エネルギー(68kcal)、たんぱく質(5.5g)、脂質(3.9g)、炭水化物(4.3g)、食塩相当量(0g)
原材料
わらび餅粉(さつまいもでん粉・国内産)きな粉(大豆・国内産・遺伝子組換えの混入を防ぐため分別)
黒みつ
沖縄産加工黒糖使用
黒蜜に関しても180g品をダイソーで購入しました。
一般的な紙コップの満杯容量が205mlとなるので、目安としては紙コップの9分目位の容量となります。
ヘビーユーザーでなければ、適度な期間で使い切るにはちょうど良いサイズではないでしょうか?
パンやホットケーキにも使えるので常備して置くと良いかと思います。
製造は福岡県を拠点とする株式会社正栄。
創業以来、蜂蜜一筋という蜜のスペシャリストと言ったメーカーとなります。
その豊富な蜜製品のラインナップを見ると、実績は確かなようです。
内容量
180g
購入価格
税込108円
栄養成分表示
100g当たり
エネルギー(302kcal)、たんぱく質(0.2g)、脂質(0g)、炭水化物(79.2g)、食塩相当量(0g)
原材料
果糖ぶどう糖液糖 (国内製造)、水あめ、加工黒糖、蜂蜜
作り方
基本
添付されている説明書通りの忠実な作り方です。
簡単
調理時間・後片付け、共に時短を目指した簡単な作り方です。
基本
説明書に書かれている基本的な作り方としては以下となります。
①鍋に水3カップ(600cc)とわらび餅粉(好みにより砂糖)を入れて、粉だまりがなくなるまでよくかき混ぜる。
②強火でかき混ぜながら加熱する。
③のり状に固まりだしたら弱火にし、粘りの強い水飴状になれば完成。
④器に移し、あら熱が取れたら冷蔵庫へ入れる。
注意点としては加熱前にしっかりとわらび餅粉を溶かすという所です。
調理後はベトベトしたでん粉の洗い物が必要となるので、テフロン加工された鍋やフライパンの使用が推薦されています。
簡単
鍋調理でのデメリットとしては、後片付けの手間が上げられます。
鍋にこびり付いた餅を洗い流すのは手間が掛かかり、テフロン加工の鍋が推薦されているのも納得です。
そのデメリットを払拭する意味でも、マグカップと電子レンジを使い時短法で作って行きます。
マグカップ1杯分で湯量約200ml、わらび餅粉は全容量の1/3を使います。
鍋を使った調理の場合には水から始めるのですが、レンジ調理では時短の為に電気ポットのお湯を使用します。
この際、湯量の入れ過ぎには注意して下さい。(加熱後に粘度が強過ぎる場合には、お湯を追加する事ができますが、減らすことはできないので)
次に、お湯にわらび餅粉を入れていくのですが、一度に入れてはダメです。
粉がダマになって残らない様に、スプーン1杯分を入れたら一度かき混ぜてしっかり溶かします。
面倒かもしれませんが入れては混ぜてを繰り返します。(好みにより砂糖を加えます)
一度に大量のわらび餅粉を熱湯に入れてしまうとデンプンに粘りが出てしまいます。
デンプンが硬化し始まると、もう粉は溶けてくれません。
ダマになった物を潰したり、こし器を使って取り除くなど大きな手間がかかってしまいます。
レンジで1分ほど加熱すると半透明になり粘り気がでてくるので、ここでもしっかりとかき混ぜます。
白濁が残っている場合など、必要により加熱・攪拌を繰り返します。
強い水飴状になれば完成です。
お湯の量が少なければ歯応えが強いわらび餅となりますが、まずはお湯を少なめで加熱し水飴状にする事をお勧めします。
上述しましたが固過ぎる場合には、後からお湯を追加し柔らかく調整する事が可能です。
しかし、お湯が多過ぎてしまった場合では水飴状にはならず、とろみの付いた半透明な液体が出来上がってしまいます。
注意点としては、ここで固くしようと粉をそのまま追加してはいけません。
ゲル状化した後で粉を投入しても、わらび餅粉が溶けることはありません。
粘度を強めたい場合には別途で濃度の高いわらび餅を作り、それを混ぜ合わせる事になります。
どちらにしろ手間となってしまうので、お湯は少なめから調整していくのがベストと言えます。
好みによりきな粉・黒蜜を追加しながら、マグカップのまま食べて良いと思います。
風情はありませんがきな粉が散らかり辛いので、これもマグカップのメリットと言えるでしょう。
今回は、出来栄えを確認する意味でも取り出してみました。
固まったわらび餅をマグカップから取り出しました。
一見おでんの大根の様にも見えます。
このまま出されたら ”わらび餅” と気付く人は少ないでしょう。
適当な大きさににカットして、きな粉と黒蜜をかけました。
粉とお湯の配分にもよりますが、弾力が強いと綺麗にカットする事は難しいです。
市販品と比べても十分満足できるレベルです。
材料自体がシンプルなだけに、調理による味の差が出にくいのではないかと思います。
お湯の分量を変えれば歯応えの強弱も自在なので、微調整をしながらベストな硬さを探ると良いでしょう。
コーヒーわらび餅
同封されている説明書でお勧めされている、コーヒー風味を試します。
わらび餅粉を溶かした際に、インスタントコーヒーを小さじ1杯入れました。
コーヒーは放っておくと下に沈殿してしまうので、レンジで加熱直前にしっかりと混ぜ合わせて下さい。
冷蔵庫での冷却が完了し取り出しました。
コーヒーゼリーよりも薄く、やや白っぽい仕上がりです。
味わいとしては、結構ビター感が強めのわらび餅となりました。
砂糖は入れていないので、大人の味と言った雰囲気です。
きな粉と黒蜜をかけていきます。
コーヒーの苦味と黒蜜の甘味が上手く調和しています。
ほろ苦という点では、抹茶なども合うかと思います。
牛乳わらび餅
お湯の代わりに牛乳を使うのですが、お湯と牛乳を 1 : 1 で作ってみました。
ミルクの香りが漂うその外観は、まるで牛乳プリンのようです。
食感にやや変化があり、粘り気が減ってゼリーライクになった気がします。
適当にカットして、きな粉と黒蜜をかけます。
優しいミルキー風味のわらび餅となりましたが、きな粉・黒蜜とのマッチも悪くありません。
まとめ
結果としては、満足のいく味わいの ”わらび餅” を作る事ができました。
基本的にはお湯で溶かすだけなので、作り方により味が変わるものではありません。
火を使わずに調理出来るのでお子様でも安心かと思います。
マグカップで作るメリットとしては、なんと言っても後片付けのし易さにつきます。
鍋に付いたでん粉を洗い落とす手間がないので、家事に費やす労力を大幅に減らす事ができました。
価格面では桔梗信玄餅が2個入で税込429円なのに対し、黒蜜と合わせて3食分が税込216円とコスパの違いは歴然です。
この価格ならば ”信玄餅を飽きるほど食べてみたい” そんな夢を叶える事も可能でしょう。
今年の夏は冷んやりとしたわらび餅をたっぷりと堪能出来そうです。
以上、
手作り
『わらび餅』でした。
『わらび餅』でした。