100円ショップやディスカウント店などで買える輸入クッキーの詳細です。
味・内容量・包装状態など詳しく解剖しました。
ビエイラ・デ・カストロ
ウェブサイトから
概要
ビエイラ・デ・カストロ
ポルトマリア
良質な小麦粉を使いしっかり焼き上げたビスケット。約33枚入り。
おもに100均などで売られている輸入クッキーのポルトマリア。
製造元はポルトガルの菓子メーカー、ビエイラ・デ・カストロ社となります。
*ポルトガル北部に位置するヴィラ・ノヴァ・デ・ファマリカンに拠点を置き、クッキー・クラッカー・ダイジェスティブビスケットなどのお菓子をはじめ、さまざまな食品を製造しているメーカーです。
海外商品の場合何かと不安が付き纏いますが、設立が1943年と十分な歴史を持つ同社なので、その点では安心感があります。
輸入者は加工食品からお菓子まで幅広く扱う三菱食品となります。
商品スペック
2023/10月
内容量
200g
購入価格
税込108円
栄養成分表示
100g当たり
熱 量 420kcalたんぱく質 6.9g脂 質 8.4g炭水化物 79.3g食塩相当量 1.1g
原材料
小麦粉、砂糖、植物油脂、ぶどう糖果糖液糖、でん粉、全粉乳、麦芽抽出物、食塩/膨張剤、乳化剤、香料、酸化防止剤(亜硫酸塩)、(一部に小麦・乳成分・大豆を含む)
ディテール
海外製品の場合ルーズなイメージがあるので、まずは商品の精度を確認します。
この商品を8個購入し、商品のバラツキ具合を調査してみました。
輸入者の三菱食品によると、内容量200g(33枚)が基準となります。
包装ごと計測した結果では
224g(37枚)x 3個
221g(36枚)x 1個
217g(35枚)x 4個
と3つのパターンの容量に分かれました。
梱包材に関しては数グラム程度となりますので、いずれにしても表記容量の200gを超えているので容量的な問題はありません。
しかし、枚数で見ると最小が35枚・最大が37枚と個体差があり、100円菓子として2枚の差は大きく感じられます。
日本製品の場合枚数をキッチリと揃えてくる傾向が強いのですが、この商品に関しては多い分の誤差に対しては緩い傾向が見られました。
細かい様なのですが、数量の多い個体を引き当てるには高さを比べる事で判別する事ができそうです。
縦に並べてみるとその違いは分かり易く、簡単に見分ける事が出来ます。
開封は細いビニール紐を引っ張る、キャラメル包装と言われる方式となります。
CDなどではお馴染みなのですが、最近は見る機会も減ってきました。
キャラメル製品なども袋入りが主流となっているので、この機会に触れて懐かしむのも良いでしょう。
開封後はご覧の様に中身はバラけてしまいます。
先端の形状としては、閉じ易くは出来ていないので保存性は良くありません。
先端からの開封も試しましたが、ビニールが薄手の為にブツブツ千切れてしまいました。
少量だけ食べて取り置きする場合には、ジップロックなどを使った方が良いでしょう。
中身はオーソドックスなクッキーとなります。
中央にはMARIAの刻印がなされています。
表 うら
食感としてはやや硬めかと思います。
国産品の様なきめの細かい滑らかさに重点を置いた味わいではありません。
パリッとした香ばしい、食感の良さに的を絞ったクッキーという印象です。
コスパを重視した商品となるので、シンプルでクセのない味という所が重要かと思います。
品質に関してもポルトガルの老舗菓子メーカーという事なので、信頼して良いかと思います。
まとめ
味わいとしては特に大きなトピックはなく、想像を超える部分はありませんでした。
しかし、平均レベルの味はしっかりと備えているので、十分に美味しく頂く事ができました。
特筆すべき点としては、その圧倒的なコストパフォーマンスとなります。
日本製ビスケットの代表とも言える、今年100周を迎えた森永マリーと現時点での価格を比べてみると…
森永マリー
21枚入りBOX(113.4g)
税込203円
ポルトマリア
200.0g( 35〜37枚入り)
税込108円
ほぼ2倍に迫るコスパを実現しており、価格に関しては非の打ち所がありません。
原材料が高騰している最中なので、この様なお買い得商品は上手に利用したい所です。
シンプルなクッキーとしてそのまま食べても良いですし、消費期限も長めなので非常食としても活用できそうです。
また、お菓子作りの材料としても打って付けかと思います。
総合的には味・コストと平均点の高い優れた商品と感じました。
注意点としては梱包状態の構造上、衝撃には弱く割れ易いので丁寧な取り扱いを心がけたいです。
以上、
『ポルトマリア』でした。