概要
徳山物産
キムチの壺ラーメン
パッケージのコメント
ただ辛いだけではない、旨みのツボを押さえた本格キムチチゲ。ピリッと辛くコクのある自慢のスープが自慢です。
大阪鶴橋コリアタウンを起源とする徳山物産、キムチをはじめとする韓国食材を中心に取り扱う商社となります。
韓国食材を知り尽くした徳山物産が一押しするインスタント麺の ”キムチの壺ラーメン”。
”旨みのツボを押さえた” というその味は、ただ辛いだけではなくピリ辛のコクを自慢とする本格的なキムチチゲスープのようです。
インスタントの世界でも、激辛ラーメンは人気のジャンルとなります。
ポイントとなるその辛味にキムチを使った本商品、どのような個性を出しているのか興味深いです。
仕様
2023/4月
希望小売価格
栄養成分表示
熱 量 490kcalたんぱく質 10g脂 質 15g炭水化物 79食塩相当量 6.1g
原材料
油揚げめん(小麦粉、パーム油、食塩、グルテン、ガーリックシーズニング、牛骨エキスパウダー)、添付調味料(食塩、牛肉シーズニング、キムチパウダー、糖類(砂糖、ぶどう糖)、粉末しょうゆ、とうがらし、粉末油脂、酵母エキスパウダー、野菜シーズニング(キムチ、はくさい、植物性たんぱく質、とうがらし)、黒こしょう、とうもろこしパウダー、チキンシーズニング、しょうが)、かやく(キムチフレーク、はくさい、大豆たんぱく、とうがらし)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酸味料、乳化剤、かんすい、香辛料抽出物、卵殻焼成カルシウム、着色料(カラメル色素、ビタミンB2)、増粘剤(グァーガム)、香料、(一部に小麦・大豆・牛肉・鶏肉・乳成分を含む)
・麺はモチモチ食感を特徴とする油揚げめんとなります。
そのまま調理
このラーメンのポイントでもある「キムチを元にした辛味」がどう言ったものなのか知る必要があります。
先ずは何も加えずにそのまま調理して、素の味を確認していきます。
スープは粉末タイプとなり、別途でかやくが付きます。
かやくの中には肉のような塊と唐辛子片・白菜が見られます。
キムチラーメンという事ですが、具材に関しては小さいので期待しない方が良さそうです。
作り方は、お湯を沸騰させてからスープ・かやく・麺を入れ4〜5分煮込みます。
なにかトッピングをする場合でも同時投入で良いそうです。
全くアレンジをしていない、キムチの壺ラーメンが完成しました。
かやくはスープの底に沈んでしまい確認する事は出来ません。
箸で探ってみても手応えはなく、具材として入る白菜も小さ過ぎて存在感は薄い状態です。
香り的にはしょうゆベースとなるキムチの匂いが漂います。
スープ
スープは赤く染まり、更に唐辛子片も入っているので結構な辛味が予想されます。
まずは安全第一で、むせ返らないように慎重に啜っていきます。
(実食中)…
辛味に関してはやはり激辛レベルの刺激があります。
しかし、刺激と同時に濃厚な旨味も感じられるので、そこまでの激痛とは感じません。
キムチのコクを始め牛肉の風味など、豊富な旨味成分が辛味を打ち消している印象です。
なので水無しでも全然食べれそうです。
本格キムチチゲスープと謳っている通りに、キムチの辛味と具材のうまみが上手く組み合わされて、深みのある味わいが感じられました。
どんぶりの端にはオレンジ色の辛味成分が溜まり、激辛スープという事が見て取れます。
太めの縮れ麺で、食べがいのあるボリューム感があります。
喉越しもなめらかなので満足度は高いです。
袋から出した時点でも思ったのですが、通常の麺よりも一回り大きいように感じました。
トッピング
キムチを使った辛味ラーメンという事で、韓国風を意識したトッピングを試していこうと思います。
白菜
白菜と言えば鍋のイメージがあるので、ラーメンに乗せられるケースは稀です。
しかし、キムチチゲ風味のラーメンとなれば話は別です。
かやくとして入っている白菜は極小サイズなので、とても満足できるものではありません。
ここはリアルな白菜を投入してボリュームアップを図りたい所です。
適当にカットした白菜を麺・スープと一緒に煮込みました。
通常の醤油ラーメンでは違和感が出てしまう所ですが、さすがキムチ風味だけあり完全に同化しています。
最初からセットとして入っていたかのような馴染み具合です。
キムチの辛味に白菜のシャキシャキ食感はベストマットとしか言いようがない美味しさです。
やや鍋料理の延長線と言った雰囲気が強くなりますが問題はないでしょう。
辛さに自信のある方ならば、白菜ではなくキムチをのせてみるのも良いかもしれません。
辛味と同時にコクもパワーアップされるのでより興味深いです。
しかし濃厚な味が予想され、塩分量も相当高まりそうなのでくれぐれも無理はしないで下さい。
もやし
キムチを元にした辛味スープとなれば試さない訳にはいきません。
高い栄養価と優れたコスパ、人畜無害の味わいと三拍子揃った優良食材です。
適量の豆もやしを麺・スープと一緒に煮込みました。
水分量を多く含むモヤシなので、入れ過ぎてしまうとスープが薄まり辛味が弱くなってしまいますので注意して下さい。
別途でにんにくペーストなどで味付けするのも良いかと思います。
豪快な食べ応えとシャキシャキ食感はモヤシならではの美味しさが感じられます。
特に辛味スープとのマッチングは絶妙で、強い刺激を抑えたい場合にも有効です。
お互いに美味しさを引き立て合っている相乗効果が感じられる味わいでした。
豆腐
キムチチゲやキムチ鍋では欠かす事のできない食材の豆腐。
その臨機応変とも言えるフラットな味わいで、辛味スープとも絶妙なマッチングを魅せてくれる事でしょう。
豆腐には煮込んでも歯応えがキープできるよう木綿を使用、さらに鍋料理の雰囲気が加速するようにネギ・もやしを追加しました。
やはり料理には風情・ムードと言った感覚も大切です。
スープ・麺と同時に豆腐も投入し、数分煮込みました。
ネギの緑色が入るとやはり彩りが映えてきます。
ラーメンのトッピングとして豆腐はどうなのか?
と不信感をお持ちの方も多いかと思います。
しかし、激辛刺激の箸休めとして豆腐を頬張ると一時のオアシスのように癒されます。
本来歯応えのない食感ですが、辛味スープの中ではより存在感が光っていました。
このキムチの壺ラーメンでは一押しのトッピングとなります。
まとめ
キムチをベースとした辛味スープとなりますが、酸味はそこまで目立っていないので単純にキムチを混ぜた味ではありません。
スープからは牛肉・野菜と豊富な旨味が感じらるので、一言でキムチ風と片付けてしまうには惜しい味です。
旨味成分を中心としたグルメ系激辛ラーメンと呼びたい美味しさでした。
トッピングに関してはやはりキムチの辛さにマッチした食材から選びたい所です。
キムチチゲ・ユッケジャン辺りに使われる食材ならば先ず間違いはないでしょう。
ご飯との相性も良いので、ラーメンライスとしてタップリと味わいたいラーメンです。
以上、
『キムチの壺ラーメン』でした。