日清食品、インスタントラーメンの作り方とトッピングです。
注目の温玉ラーメンライスも試しました。
その自信タップリなネーミングは、一度聞いたら忘れられないインパクトがあります。
内容的には濃厚という部分を前面に押し出しており、ウェブサイトを覗くとラーメンライスのレシピが紹介されています。
このページでは、その濃厚さを確認すると共に
・ノーマル状態の味
・温玉ラーメンライス
・野菜のトッピング
とバリエーションを試しました。
ニッシンウェブサイト
濃くてうまいラーメンだから、米と食べたら絶対うまいやつ♪
概要
NISSIN
これ絶対うまいやつ♪ 濃厚味噌
ウェブサイトから
濃厚な味噌に香味野菜油の香り、ガツンとくるニンニクの風味をきかせたスープが、ガツンと食べ応えのある太ちぢれ麺に絡む、濃くてうまい味噌ラーメンです。
味噌ラーメンと言えば、やはりその起源となる北海道のイメージが強く、サッポロ一番味噌ラーメンが絶大な強さを誇っています。
その牙城を崩すべく日清食品が ”濃くてうまい!” をコンセプトに開発した「これ絶対うまいやつ」。
パッケージにはレトロ感のあるラーメン店が描かれ、老舗の味をアピールしているかのようです。
なんと言っても注目は、そのネーミングにもなっているスープの濃厚加減となります。
スタンダードな味噌ラーメンとは一線を画す味が予想されますが、サッポロ一番を超えることができるでしょうか?
商品スペック
2024/3月
購入価格
税込321円(3食パック)
栄養成分表示
1食(97g)当たり
熱 量 309kcalたんぱく質 8.8g脂 質 4.1g炭水化物 59.1g食塩相当量 6.1gめん 2.3gスープ 3.8gビタミンB1 0.10mgビタミンB2 0.15mgカルシウム 127mg
原材料
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物油脂、卵粉、チキン調味料、大豆食物繊維)、スープ(みそ、しょうゆ、豚脂、ポークエキス、糖類、香辛料(にんにく、しょうが、胡椒)、食塩、植物油脂、酵母エキス、香味油)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、リン酸Ca、カラメル色素、香料、香辛料抽出物、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、乳化剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
濃厚を謳っているだけあり、食塩相当量は6.1gと高めの数値を叩き出しています。
厚生労働省では1日の摂取目安を、成人男性7.5g未満・女性6.5g未満と定めています。
このスープを全量飲み干してしまうと、ほぼ上限に達してしまう量です。
6.1gの内訳は、麺2.3gスープ3.8gとなるので、スープの完食はほどほどにした方が良さそうです。
スープ
パッケージには、麺本体と液体タイプのスープが1つ付属します。
調理手順としては、
①450mlのお湯を沸騰させる。
②麺を入れ4分間煮込む。
③液体スープを器に入れておく。
④麺が解れたら、先ずはお湯を器に移しスープと混ぜ合わせる。
⑤麺を器に移して完成。
となります。
具の入らない、シンプルなラーメンが完成しました。
スープからはニンニク臭が発せられ、強い刺激の予感がします。
その点では通常のラーメンでも、湯量を減らせば濃くはなるかと思います。
しかし、コクやニンニクの刺激といった旨みの部分が強く感じられるので、単純に濃いめに調理したスープとは違った印象です。
やはりニンニクの風味は強めなので、食べる場面としてはエチケット的な事も考えるべきでしょう。
インスタントながら、味噌のコクと旨みが詰まったスープと言った印象です。
クセになる刺激があり、味噌ラーメン通の方も満足できるのではないでしょうか?
時には定番のバターと合わせマイルド方向にアレンジしたりと、色々な変化に対応できるスープという印象です。
太さのある縮れ麺は食べ応えがあり、濃厚スープの中でもしっかりとした存在感を放っています。
つるんとした食感で喉越しも良く、インスタント麺としてのクオリティーは十分です。
ニンニクの効いたスープと相まってワイルドな印象となり、豪快に啜って食べるのが似合う麺です。
ライスに温泉卵と海苔をのせて、スープと一緒に頂きます。
海苔に関しては、8切サイズの ”味付け海苔” を細かく千切ってのせました。
レンゲにご飯と卵・海苔がセットできました。
スープに浸して準備完了です。
食べてみるとスープによりご飯がサラサラ状態になり、お茶漬けのような雰囲気があります。
ラーメンライスを好む方は沢山いらっしゃると思いますが、スープに浸すかどうかは意見が別れる所だと思います。
なので、この ”お茶漬け” ライクな味わいにも賛否が別れるのではないでしょうか?
ご飯と温泉卵の組み合わせで言うと、どうしても卵かけご飯と比べる事となってしまいます。
卵かけご飯の場合には、メインの味付けとして醤油をかけます。
しかし、この ”温玉ラーメンライス” の場合は、それがスープとなります。
いくら濃厚なスープとはいえ、さすがに原液レベルの醤油に比べると大きく見劣りし、パンチに欠ける味わいと感じました。
今回は、使用した味付け海苔の塩気がアクセントとして活躍してくれました。
個人的にはスープは隠し味的に少量だけ垂らし、海苔の塩気メインで食べる方が好みかなと思います。
塩味の強い味付け海苔なので醤油の代わりを果たしてくましたが、通常の板海苔では大きなフォローは期待できないでしょう。
やはりこの ”温玉ラーメンライス” は、お茶漬けと比較した方が良さそうです。
サラサラと掻き込むスタイルは ”卵かけご飯” よりも近く、刺激のあるお茶漬けと考えればありかと思います。
トッピング
トッピング
特に癖の強い食材に対しては力を発揮してくれそうです。
カット野菜
味噌ラーメンのトッピングと言えば、やはりモヤシを筆頭とする野菜となります。
彩が映えるように、数種類の野菜と煮込んでみました。
モヤシ・キャベツ・ニンジン・玉ねぎを適当にカットし、麺と一緒に煮込みました。
シャキシャキと歯応えの強い具材が入り、野菜好きには堪らない食感と味です。
多めの野菜が入ったのですが、これにより味が薄まった感覚は全くありません。
通常ならば、野菜に対し塩コショウを振りかけたい所なのですが、そのままでも十分いけます。
この辺りは濃厚風味である、このラーメンのアドバンテージかと思います。
味噌ラーメンと野菜の相性は間違いないだけに、たっぷりの野菜と合わせたい味です。
サバ缶
良質な油(オメガ3脂肪酸)が摂れる健康食材として人気を博す青魚のサバ。
ラーメンの世界でもトッピングとして密かなブームを呼んでいます。
味噌ラーメンとマッチするように、味噌煮缶をチョイスしてトッピングしました。
しっかりと味噌で煮込まれているので青魚特有の臭みも感じられません。
肉厚の身は食べ応えもあるので満足感も高いのですが、更にライスと合わせても良いでしょう。
味噌スープに浸ったサバと白ごはんの組み合わせとなれば、好きな方にはご馳走レベルかと思います。
塩味中心のスープの中で甘めに煮込まれたサバはインパクトも強く、クセになる美味しさでした。
白菜
冬には主役級の活躍を見せる鍋料理の定番野菜、白菜を試します。
味わいも癖がなくナチュラルなので、味噌スープとも合わない筈はありません。
適当にカットして麺と一緒に煮込みました。
シャキシャキ食感とボリュームのある食べ応えに加えて、噛むほどに白菜の甘味が湧き出てきました。
今回は白菜単体で試しましたが、カサ増し効果もあるので決して寂しくは感じませんでした。
手頃な価格の優良野菜、冬には是非試したいトッピングです。
チーズ
ラーメンへのトッピングとしては決して珍しくはないチーズを試していきます。
溶けるチーズではないのですが、熱湯上ではあっと言う間に溶けていきます。
味わいとしては、濃厚なスープが乳製品によりまろやかに変身しました。
同時にチーズの塩味が加わっていますが、クリーミーになった事で食べ易くなった印象の方が強いです。
爽やかな塩味でまろやかにアレンジされた味噌ラーメン、味変効果は強力です。
担々麺
肉そば風にバラ肉をトッピングするとなれば、味付けなどのセンスを必要とし難易度が上がってしまいます。
しかし挽肉を坦々麺風に使えば、比較的簡単に肉を取り入れる事ができます。
豚ひき肉とチンゲンサイを使って、それらしく仕上げてみました。
ひき肉は塩コショウ・ニンニクペーストで事前に炒めておき後乗せしました。
チンゲンサイは味付けをせずに麺と一緒に茹で上げました。
やはりリアルな肉が入るとラーメンの味は一変します。
肉からはジューシーな旨味が染み出して、美味しさが飛躍的に向上しました。
この肉の旨味は味噌スープからも感じられます。
脂の旨味が溶け込んでおり、本格ラーメンに一歩近づいたような美味しさです。
チンゲンサイに関しては、雰囲気作りの役目が大きいかと思います。
ニンニクの芽
4月〜5月上旬頃に旬を迎えるニンニクの芽、栄養素的には球根部分にも負けずとも劣らない健康食材です。
ニンニク風味を特徴とした濃厚味噌ですが、この旬野菜でよりパワーアップして見ましょう。
適当な長さに切ったニンニクの芽を、玉ねぎやほうれん草などと一緒にボイルして乗せて見ました。
味付けは特にせず、素の状態の味をチェックしていきます。
食感は歯応えの良い茎野菜で、煮込んでもある程度の硬さをキープしています。
やはりニンニクの風味が漂いますが、それ以外は特に強いクセは感じられません。
球根部がメジャーなニンニクですが、それと比べると一段マイルドな刺激にも感じます。
おそらくニンニク好きの方ならば、いくらでも食べれる事でしょう。
カットするだけで手間自体もほとんどかからないので、扱いやすさも秀逸です。
もし一手間加えるならば、豆板醤やミリンで甘辛く炒めても良さそうです。
ニンニクパワーを更にアップしてくれる緑野菜、エネルギー消費の多い夏にはもってこいのトッピングと言えるでしょう。
まとめ
濃厚味噌というネーミング、決して誇大広告ではありませんでした。
コストの掛かっている生タイプのラーメンでは、濃厚なコクを持つ商品も珍しくありません。
しかし、保存期間が長く低コストの乾麺の中では、類稀なる存在かもしれません。
パンチの効いたスープなので、トッピングを増し増しで食べたくなりました。
温玉ラーメンライスに関しては、個人の好みによる所が大きいのではないかと感じます。
ご飯をスープに浸す事が前提となるので、そこをクリアできれば試す価値があると思います。
結果的には、期待通りの満足感を得る事ができました。
スタンダードな味噌ラーメンならば ”サッポロ一番”、
刺激が欲しい場合は、”これ絶対うまいやつ”
と用途に合わせ食べ分けたいです。
コクのある味わいが堪らない味噌ラーメンですが、塩分量を考えるとヘビーローテションは控えた方が良さそうです。
自分へのご褒美として、時折楽しみたいラーメンといった感想です。
以上、
『これ絶対うまいやつ♪ 濃厚味噌』でした。
『これ絶対うまいやつ♪ 濃厚味噌』でした。