プロクオリティ・レストラン仕様・セブンプレミアム・ビストロクラブ
カレーのお供と言えばライス・ナンが定番ですが、第三の選択として ”うどん” はどうだろうか?
カレーをスープ状にアレンジした、カレーうどんというれっきとした別料理が存在しています。
しかし、カレールーをそのままかけた方が濃厚で美味しいのでは?
カレーうどんとして違和感の少ないレトルトカレーはどれか?
4種類のレトルトカレーをチルドタイプのうどんにかけて見ました。
チルドうどん |
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プロクオリティ
牛肉
コクがあり濃厚な味わい、名前の通りプロ仕様に振った本格派カレー。
パッケージに ”デミグラスソースのようなコク” とあるように、ある程度の予想はしていたが想像以上に強い酸味。
ライスと合わせる分には良いが、カレーうどんとして強い酸味は違和感が大きい。
ダークな色合いは一見醤油だしベースのカレーうどんのようにも見えるので、その分落差も大きい。
とろみはサラサラなので、ルーをスープのようにすする事ができる点は評価できる。
具は細かい牛肉のみでカレーうどんとしては寂しい。
レストラン仕様
牛肉・ジャガイモ
こちらはプロクオリティよりも明く安心感のある色味。
やはり個性が強いとカレーうどんには相応しくない、オーソドックスな外観に安心感を覚えてしまう。
味もプロクオリティに比べて酸味が控えめ、家庭のカレー寄りに感じる。
しかしコクはあるのでチープな印象はない。
甘み・酸味・スパイスが平均し、バランスの取れた味。
うどんにかけても違和感は少ない。
具はジャガイモが大きめだが量は少なめ。
クセが少ない分プロクオリティよりも好印象。
ビーフカレー
具
牛肉・ジャガイモ・ニンジン
セブンプレミアム製のレトルトカレー、パウチのままレンジで温める事ができる。
カレールーは色味が薄く、昔のカレーのような印象。
パッケージの写真と全然違う様な気がするが?
食べて見てもコクを感じない、スパイスが効いている印象はあるが全体的に薄めの味に感じる。
カレーうどん云々ではなく、レトルトカレーとしてのポテンシャルが低いのでは?
今回の4商品の中では1番パンチが弱い。
とろみが強いので、ルーをスープのようにすする事は到底できない。
ルーの味・濃度ともウドンとの相性は悪いと言わざるを得ない。
具のジャガイモ・ニンジンは量が多く合格点なので残念。
ビストロクラブ
丸大食品具
ジャガイモ・ニンジン・ソテーオニオン・牛肉
色味は濃いタイプの本格志向。
食べてまず感じるのはスパイスの存在。
よく効いているので、”51種のスパイス&ハーブ” は伊達ではないと感じる。
酸味とのバランスもよく、レトルトカレーとしてレベルが高いと思う。
カレーうどんと合わせると、ややとろみが強く感じる。
まとめ
カレーの濃度
なるべく薄くサラサラしていた方が、カレーうどんとして成立すると思う。
プロクオリティが1番とろみが少なくサラサラ状態、濃度としてはベスト。
次いでレストラン仕様・ビストロクラブが同等、プロクオリティよりもややとろみが強い印象。
セブンのビーフカレーが1番とろみが強く、カレールーをスープのようにすする事は困難。
カレーの味
余り個性・主張が強くなくオーソドックスな方が良いでしょう。
スパイシーチキンやグリーンカレーなどの個性を出されると、どんどんカレーうどんから遠ざかってしまいます。
プロクオリティは酸味が強すぎる為、カレーうどんとしては違和感があり過ぎてしまう。
セブンのビーフカレーは酸味が少なめな目だが、味が薄く感じ物足りない印象。
ライスと合わせたとしても微妙に感じる。
酸味・スパイスのバランスは、レストラン仕様・ビストロクラブが高評価。
具材
具は牛肉・ジャガイモ・人参などオーソドックスなものであれば、少しでも多いほうが良いと思われる。
間違っても丸ごとチキンやマッシュルームなどは避けたい。
具の量としてはセブンが1番多く、最下位はプロクオリティ。
セブン > ビストロクラブ > レストラン仕様 > プロクオリティ
カレーの濃度・味・具材を中心に評価しました。
それぞれのカレーが特化した部分・特徴を持っていたのですが、カレーうどんとしてはなるべくクセが少ない方が無難という結論となりました。
その結果1番バランスが良くうどんに合うカレーはビストロクラブとなりました。
以上、
『カレーうどんに合うレトルトカレー』でした