2022年1月27日木曜日

セブンブレッド 悪く無い…いや、むしろ良い?

セブンブレッド金の食パン

高級食パンとスタンダード食パンで、価格・味・成分などを比較しました。


セブンの高級食パン 金の食パンは価格相応の付加価値があるのか?

セブンブレッドとメリット、デメリットを比較しました。


セブンプレミアムの『食パン』2種を詳細に比較レビューします。





エントリー

セブンブレッド




1枚 66g



パッケージのコメント
ふんわり食感の


セブンの食パンラインナップでは中核を担うセブンブレッド

*セブンの食パンには、さらに低価格の”しっとり食パン”、”ふんわり食パン”があります。(未発売の地域あり)

”前作はミミまでおいしい”だったのですが、今作では”ふんわり食感の”に変わりました。

見た目はオーソドックスな食パン。

”ふんわり食感の”との事なので、柔らかさへの自信が伺えます。

幅2cm 1枚当たり66g


製造者は武蔵野フーズ。




金の食パン



1枚 101g


パッケージのコメント
国産小麦の


セブンプレミアムの最上級ブランドであるセブンプレミアム ゴールドシリーズ から ”金の食パン”。

カットは厚切りタイプで 2枚入・4枚入をラインナップ。


袋の素材から高級感を主張、一目で高級食パンとわかります。

材料にはこだわりの、国産小麦を使用。

幅3cm  1枚当たり101g


製造者は武蔵野フーズ。



価格・成分表 (2022/1月)





*パッケージの注意書き
この表示値は、目安です。
食品100g当たり、飽和脂肪酸0.1g未満、トランス脂肪酸0.3g未満、コレステロール5mg未満の場合は0gとしております。


セブンブレッド の厚みは標準的な2cm、金の食パンは厚切りの3cmなので1枚当たりの容量に違いがあります。

セブンブレッドを、金の食パンと同じ101gへ変換したものが表の中央の列となります。


価格

セブンブレッド   95円 3枚入/198g 
金の食パン       170円 2枚入/202g

切り数に違いはありますが、総容量は200g前後で違いは僅かです。

高級タイプである金の食パンに対しセブンブレッドの価格は55.8%と半値に近いです。


入り数により価格の違いがあるのですが、セブンブレッド6枚入がかなりお得となっています。

セブンブレッド
3枚入 税込  95円 1枚当たり 31.6円
6枚入 税込149円 1枚当たり 24.8円

金の食パン 厚切り
2枚入 税込170円 1枚当たり 85円
4枚入 税込321円 1枚当たり 80.25円



エネルギー

セブンブレッド   468kcal 3枚入/198g 
金の食パン         528kcal 2枚入/202g

エネルギー値は金の食パンの方が高くなっており、原材料の違いではセブンブレッド にはないクリーム・脱脂粉乳が入っています。



成分

高級食パンではバターが使われる傾向にあり、金の食パンにもバターが使われています。

お手頃価格の食パンでは、通常マーガリンが使われているのですが、このセブンブレッドではバターが使われています。


マーガリンと言えば、(悪玉)LDLコレステロールを増し(善玉)HDLコレステロールを減らすという悪名高きトランス脂肪酸が含まれています。

セブンの食パンには、栄養成分表示の中にトランス脂肪酸の項目があり両商品ともに0gなので、この点においては安心です。


しかし、飽和脂肪酸(バターの量)にも注意が必要です。

たとえマーガリンの代わりにバターを使用しても、飽和脂肪酸を摂り過ぎるとLDLコレステロールが増加してしまいます。



飽和脂肪酸
セブンブレッド   1.2g 3枚入/198g 
金の食パン         6.1g 2枚入/202g

飽和脂肪酸の値では、金の食パンの方が大きく上回っています。

これは、高級食パンではバターの風味を出すために使用量が多くなっていると思われます。

(原材料を見てもセブンブレッドよりも金の食パンの方が、バターが上位表示されています。)


原材料

パッケージに記載されている原材料名です。
原材料名は 使用した重量の割合の高い順に表示されています。

セブンブレッド

小麦粉(国内製造)、砂糖、食用調合油(なたね油、オリーブ油)、食塩、パン酵母、発酵種、小麦ふすま、バター、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)

金の食パン

小麦粉(国内製造)、砂糖、クリーム(乳製品)、バター、発酵種、パン酵母、脱脂粉乳、食塩、(一部に乳成分・小麦・大豆を含む)





比較・感想



耳の比較

断面の比較


縦・横のサイズ

ほぼ同サイズの12cm x 12cm。


厚み

セブンブレッド  2cm
金の食パン    3cm


クラム(内側の白い部分)

セブンブレッド
ボソボソ感を感じる事もなく、十分柔らかいです。

味はプレーン、標準的な食パンと感じます。

金の食パン
厚切りのせいもありますが、しっとりとしてやや重厚感を感じます。

柔らかいながらも、身が詰まっているような印象です。

高級食パン特有のクリームの上品な甘みがあるので、そのままでも美味しく食べれます。



クラスト(耳)

セブンブレッド
柔らかく適度な歯ごたえがあり、そのまま食べても美味しいです。
流石にダブルソフトのような軽やかな柔らかさではなですが、スタンダードな食パンとしては合格点だと思います。


金の食パン 
画像でも見て取れると思うのですが、ややボコボコ感が気になります。
耳の部分の滑らかさでは、セブンブレッドの方が優っていると感じました。
高級食パンという事で過度に期待をしてしまいますが、耳のクオリティーは普通だと思います。



まとめ



価格
セブンブレッド < 金の食パン

エネルギー
セブンブレッド < 金の食パン

甘み
セブンブレッド < 金の食パン

バターの風味
セブンブレッド < 金の食パン

トランス脂肪酸
セブンブレッド = 金の食パン

飽和脂肪酸
セブンブレッド < 金の食パン


良くも悪くも、ほぼ全ての面で金の食パンの値が高いという結果となりました。

甘みや風味が高いのは良いのですが、脂肪やエネルギー値が高いのは歓迎できません。


トランス脂肪酸は両商品ともに0gと優秀なのですが、飽和脂肪酸の値で大きな差がでています。(金の食パンが高い)


健康面を考えるとマーガリン不使用、バターを使ってはいるが飽和脂肪酸値が低いセブンブレッドの圧勝だと思います。

ハムやチーズを載せて食べるのならば、味はプレーンで問題ないと思います。

食パンに余計な甘みは要らない!という硬派な方は価格もお手頃なセブンブレッド一択でしょう。



金の食パンは甘み・バターの風味など味に関しては矢張り優れているのですが、価格・栄養成分面でのデメリットを感じます。

これにバターを塗ってしまうとさらに脂質系の数値が高くなってしまうので要注意です。

やはり高級食パンは嗜好品としてとらえ、食べる量を控えめにするのがベストと感じます。




その他
*セブンの食パンには栄養成分表示に”飽和脂肪酸”・”トランス脂肪酸”の項目があるので高印象でした。

*パンの表皮の硬い部分は専門的にはクラストといい、端に付いているので耳と呼ばれています。

*耳と言えば自分は運動マットの耳を思い出しました。


以上、
セブンプレミアム『食パン』比較でした。

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