セブンプレミアム製レトルト赤飯 ”お赤飯” の新旧比較レビューです
”お赤飯”が2021年02月01日にリニューアルされました。
以前にレトルト赤飯の比較を行なっているのですが、(レトルト赤飯比較はこちら)
その中でもセブンプレミアム製は満足度が高く、自分のお気に入りとなっています。
今回のリニューアルで、さらなる改良がなされたのか?
又は、改悪されてしまったのか?
エントリー
旧商品
ささげ豆の煮汁で色づけしました。
ウェブサイトのコメント
国内産水稲もち米100%使用し、新潟県産「ささげ豆」の煮汁だけでほんのり色づけた赤飯です。素材の味をそのまま味わえ、添付のごま塩を振っても美味しくお召し上がりいただけます。
製造者 株式会社たかの
新商品
ささげ豆の自然な色と香り
ウェブサイトのコメント
国内産水稲もち米100%使用し、国内産「ささげ豆」の煮汁だけで色づけした自然な色と香りのお赤飯です。塩味があるので電子レンジで温め、そのままお召し上がりいただけます。普段の食事からお祝い事まで幅広くご利用ください。
製造者 株式会社たかの
パッケージデザインの写真・書体が変わりましたが、見た目の印象は大きく変わっていません。
しかし…
デザイン以上に大きく変化した点がありました。
いつものように店頭にて”お赤飯”を購入しようとしたのですが、直ぐにその異変に気づく事になりました。
旧商品では1パック品・3パック品ともに袋に入れられていたのですが、新商品では3パック品は袋入り・1パック品は袋なしへと変化しました。
それが何を意味するのか?
恐れていた事が起きてしまいました。
”ごま塩”の添付が廃止されたという事です。
旧商品では”ごま塩”が別体で付き、塩加減を好みで調節できるスタイルだったのです。
”ごま塩”を添付するには1パック品でも袋に入れる必要があったのですが、リニューアル品は袋に入っておらず裸のまま陳列されていました。
すぐさま原材料の欄を確認し、ごま塩の文字が消えている事に落胆しました。(†〇†)
これで ”お赤飯” 最大の特徴が失われてしまい、並みの赤飯へと成り下がってしまいました。
個人的にはモチベーションが下がってしまっているのですが、最終判断はやはり実食してからなので、気を取り直して中身の方を確認して行きます。
新商品・3パック |
価格・原材料・成分表 (2021/5月)
価格・原材料・成分表 (2021/5月)
旧商品 税込127円
【赤飯】水稲もち米(国産)、ささげ(国産)【ごま塩】ごま、食塩、でん粉
新商品 税込127円
水稲もち米(国産)、ささげ(国産)、食塩
新旧同じ。
原材料
新商品は”ごま塩”がなくなり、それ以外は同じ。
旧商品では個別の袋入りだった”ごま塩”が無くなり、塩は(他社商品と同じく)あらかじめ振りかけられている状態に変更されました。
外観
新商品
やはり”ごま塩”がないのは寂しい…
小瓶の”ごま塩”を購入し、振りかけて食べれば良いのでは?と思うかもしれませんが
すでに塩入りの赤飯に”ごま塩”を追加で投入となれば、塩分摂取量が飛躍的に増加してしまいます。
高血圧・動脈硬化などという恐ろしいワードが頭をよぎり、食べる事に集中できません。
大体”ごま塩”なんて赤飯以外に使い道がないし、小瓶を使い切るには年単位の時間がかかりそうです。
ささげ豆・もち米の比較
ささげ豆の数
赤飯を判断する際に豆の量は重要なファクター、まずはささげ豆をカウントして行きます。
新商品・ささげ豆25個 |
旧商品 15個
新商品 25個
これは予想外!!
カウントした結果、新商品の方が10個も多く入っていました。
ごま塩をカットした代わりに、ささげ豆を増量したのでしょうか?
”お赤飯” 最大のアドバンテージである”ごま塩”がなくなってしまい、もはやセブン製の赤飯に拘る理由は無し…とテーブルマーク製への乗り換えを考えていたのですが、ささげ豆が増量されているとなれば、まだ商品力は落ちていません。
しかし、前回の赤飯比較では旧商品でも22個あったので、その都度結構なバラツキがあるようです。
なので後日、新商品の再カウントを行いました。(今となっては旧商品を再カウントする術はなし)
なんと2回目が28個・3回目が26個と、1回目を超える数となりました。
旧商品が2回分のカウント調査と多少心許ないのですが、新商品の好記録を見るとリニューアルによりささげ豆が増量されたと考えてよいと思います。
旧商品
1回目 22個
2回目 15個
平均 18.5個
新商品
1回目 25個
2回目 28個
3回目 26個
平均 26.3個
ささげ豆・もち米の味
旧商品では”ごま塩”をかけていない状態では塩味なし。
新商品の方は薄っすらと塩味が付いている状態。
ささげ豆・もち米に関しては、見た目・味ともに変化はないようです。
しかし、改めて感じたのが旧商品の”ごま塩”別体スタイルの塩見パワー。
塩分相当量は新商品の方が多いのですが、舌に感じる塩見・満足度は遥かに旧商品の方が上です。
新商品の方は塩見が薄く感じるので、気を許すと食卓塩に手が伸びそうになります。
ただでさえ日本人は塩分摂取量が多いと言われているので要注意、濃い味が好きな方にはメンタルが試される事でしょう。
塩分相当量
旧商品 0.4g
新商品 0.6g
今では懐かしい旧商品のごま塩 |
塩の粒が強力に舌を刺激 |
まとめ
個人的には”ごま塩”の添付がなくなってしまい残念なのですが、昨今のプラスチックゴミ問題の事もあるので、梱包容器などは少しでも減らしていくというのが現状なのでしょう。
また、袋入りの”ごま塩”を振りかける事を手間に感じる方もいると思うので、単純なコストダウンではないと感じました。
リニューアルにともなう変化点
・別体で付いていた”ごま塩”がなくなった
・塩はすでに混ぜられている
・塩分相当量が0.2g増えたが塩見は減った
・ささげ豆が増量された
他社商品では元々”ごま塩”は添付されていませんし、ささげ豆が増量された事もありリニューアル後でも他商品と比べて同等以上の仕上がりになっていると思います。
以上、
セブンプレミアム『お赤飯』リニューアル比較でした。