2022年7月2日土曜日

大豆にはこだわりたい、コンビニ 豆腐。★2023年4/1から遺伝子組換え表示制度が変わります。

セブンイレブンファミリーマートローソン


絹ごし豆腐(プライベートブランド)の比較レビューです。

豆腐は材料がシンプル(大豆・凝固剤・水)なだけに、素材選びは重要だと思います。

遺伝子組換え製品の表示制度が変わる事もあり、特に大豆には注目をしたいです。

*大豆の産地などに関しては、原材料をご覧ください。

エントリー

セブンイレブン

濃い絹
2022/3月


パッケージのコメント
北海道産大豆100%

セブンウェブサイト
甘さの成分であるショ糖が多く含まれる北海道産大豆を100%使用した絹ごし豆腐です。にがりに含まれるミネラル分が大豆の旨みと甘味を引き出します。 3個パックなので、少人数でも個食でもお使いいただけます。日持ちが長く、買い置きにも便利です。


セブンは北海道産大豆を贅沢に使用。

国内・北海道産100%ならば、味もさる事ながら安心感も大きいです。

国内産の品種ならば遺伝子組換えの心配は無用、まさに理想的です。(原材料を参照して下さい)

商品タイトルからは濃厚な味が期待できます。


製造は太子食品工業(株)



ファミリーマート

きぬごし豆腐
2022/3月

パッケージのコメント
やわらか食感

 

新プライベートブランドのファミマルより、アメリカ産大豆を使用した ”きぬごし豆腐”。

前作では大豆に産地の表記がなかったのですが、今作ではアメリカ産と表記がされています。

農林水産省によると日本の ”大豆の自給率は7%”、 ”アメリカからの輸入量は約7割” だそうなので、日本人にとって北米産の大豆は食べ慣れた味と言えるかもしれません。

前作は大豆のコクが少なくプレーンな味だったのですが、今作でどう変わっているのか気になります。


(株)アサヒコとの共同開発品。



ローソン

きぬ豆腐
2022/3月

パッケージのコメント
なめらかに仕上げたきぬ豆腐
ローソンウェブサイト
にがり使用により、大豆本来の甘さを引き出した、コクのあるクリーミーな仕上がりの豆腐です。豆腐作りに欠かせない水は、奥羽山脈の伏流水を使用しています。

ローソンはカナダ産大豆を使用。

こちらは水にコダワリ奥羽山脈の伏流水を使用。

奥羽山脈と言っても広いのですが、製造所は東北・秋田県が所在地の(株)ヤマダフーズとなります。


ミネラルウォーターの場合、原水の表示義務があり7種類に分類。

伏流水はそのうちの一つとなります。



価格・成分表 (2022/3月)





価格は最高値のセブンと最安値のローソンとの差が僅か7円です。

セブンは北海道産の大豆を使用しているので、逆にリーズナブルに感じます。




外観








形状は違っていますが、内容量は3商品とも150gと同じです。

セブンは高さがあり、ローソンは平べったい、ファミマはその中間です。

形の違いは盛り付け時の見た目や、カットして料理に使う場合の手間に多少の影響があるのかもしれません。



セブンイレブン




ファミリーマート







ローソン



色味に関して肉眼ではファミマが1番濃く、次いでローソン・セブンの順。


豆腐本体の弾力はローソンが強く、プリン・ゼリーに近いような感触でした。

ファミマ・セブンは同等で通常の柔らかでした。



原材料


2023年4月1日から加工食品の遺伝子組換え表示制度が変わります。

遺伝子組換え表示制度には義務表示と任意表示があるのですが、義務表示は従来と変わらずに、任意表示での制度変更となります。


これまでの表示
伝子組換えでない)
分別生産流通管理をしていて、意図せざる混入を5%以下に抑えている大豆。

新制度での表示
(分別生産流通管理済み)
分別生産流通管理をしていて、意図せざる混入を5%以下に抑えている大豆。

子組換えでない)
分別生産流通管理をして、遺伝子組換えの混入がない(不検出)。


これまでの基準より厳しくなり、不検出でなければ(遺伝子組換えでない)と表示ができなくなりました。

*各社の原材料の表示を見るとすでに新制度対応済みのようです。

セブンイレブン
丸大豆(北海道産)(遺伝子組換えでない)/塩化マグネシウム(にがり)

ファミリーマート
丸大豆(アメリカ産)(分別生産流通管理済み)/凝固剤(塩化マグネシウム含有物(にがり))

ローソン
大豆(カナダ)(分別生産流通管理済み)/凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム(にがり))


原材料

大豆・にがり(3商品共通)

凝固剤

豆乳を固める凝固剤には複数ありますが、3商品全て”にがり”が使用されています。

大豆の産地

セブン  北海道

ファミマ アメリカ

ローソン カナダ


ファミマ・ローソンは海外製大豆を使用している為なのか(分別生産流通管理済み)の表記にとどまり、(遺伝子組換えでない)の表記は国産大豆のセブンだけとなりました。

国内では遺伝子組換え大豆を生産していない為、国産であれば混入することはないそうです。


海外産大豆が危険だとは一概には言えないのですが、(遺伝子組換えでない)の表記がされないという事は、やはり5%以下の混入があると考えた方が良いと思います。



農林水産省
現在、我が国で都道府県が普及奨励している大豆の品種は、全て日本国内で育成された品種か、日本に古くから伝わる在来種です。 これらの大豆品種には遺伝子組換え技術は使われていません。



感想・まとめ


*豆腐と言えど食べ過ぎには注意が必要です
食事はバランスが大事なので、豆腐の場合単体で1日何gと考えるのではなく、主菜(肉・魚・卵・大豆料理)として考える事が大切です。(農林水産省「食事バランスガイド」


味付けなしで、豆腐のみで食べ比べました。

弾力
ローソン  > セブン = ファミマ

ローソンはプリンのような弾力を感じました。

なめらかさ
セブン > ファミマ > ローソン

なめらかさではセブンが抜き出ており、まさに絹のような印象。
ローソンは弾力があるせいか、なめらか度は低かったです。

コクの強さ
セブン > ローソン > ファミマ 

セブンが1番コクを強く感じ、ローソン・ファミマに対して明らかに大豆の味が濃いです。
ファミマは前作よりもコクが上がっているのですが、まだ微妙にローソンの方が上といった感じです。



醤油や麺つゆをかけた場合でも味が付く部分は表面だけなので、やはり豆腐本来の味は重要だと思います。


比較の為に何もつけずに食べているのですが、慣れてくるとこれが普通になってきました。

やはり大豆の味が濃いと甘みも感じられて美味しいです。


個人的には北海道産の大豆を使用したセブンの圧勝となりました。


以上、

絹ごし豆腐』でした。


木綿豆腐の比較はこちらから


過去の商品


ファミリーマート

やわらか絹豆腐
2020/10月


パッケージのコメント
にがり100%使用のやわらか絹豆腐。

(株)アサヒコとの共同開発品。

原材料
丸大豆(遺伝子組換えでない)/凝固剤(塩化マグネシウム含有物(にがり))
栄養成分表
熱量     91kcal 
たんぱく質  7.7g
脂   質  5.3g
炭水化物   3.2g
糖   質  2.9g
食物繊維   0.3g
食塩相当量  0.02g




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